9月14~15日 岸和田祭り(旧市地区・春木地区)が行われました。その祭りの余韻がまだ残っていますが、来月10月には岸和田十月祭禮が行われます。各地区その準備が始まってきており徐々に祭りムードが高まってきています。今回の記事では十月祭禮地区の中から南掃守だんじり祭をご紹介させていただきます。
南掃守地区の年番ポスター

1南掃守(みなみかもり)地区とは
南掃守は「みなみかもり」と読みます。かつてこの辺りは南掃守村(みなみかもりむら)と呼ばれており、その由来は『和名抄』などに見られる郷名「掃守(かもり)」から来ているそうです。現在、南掃守だんじり祭には西之内町、上松町(かんまつ)、山下町、中尾生町(なかおぶ)、下松町(しもまつ)、福田町、八阪町、尾生町(おぶ)の8台のだんじりが参加しています。ちなみに北掃守は春木地区の辺りを指します。知らないと読めない漢字が多いですね。
2.南掃守(みなみかもり) だんじり祭
[地車曳行日時]
試験曳:10月 6日(日) 午後1時~午後5時
宵 宮:10月12日(土) 午前6時~午後10時
本 宮:10月13日(日) 午前8時~午後10時
[南掃守祭礼パレード]
下松駅前パレード 10月12日(土) 午後1時~

番外:チビッコだんじり 13:00
一番:八阪町 13:45
二番:福田町 13:52
三番:山下町 13:59
四番:上松町 14:06
五番:西之内町 14:13
六番:尾生町 14:20
七番:下松町 14:27
八番:中尾生町 14:34
梃子連主催 下松駅大集合
10月13日(日) 13:30スタート

スタート地点出発順
1.八阪町
2.下松町
3.西之内町
4.尾生町
5.福田町
6.上松町
7.中尾生町
8.山下町
いずれもJR阪和線下松駅で下車すれば駅前で見ることができます。各町自慢のだんじりを見に下松駅を下車してだんじり見物はいかがでしょうか?
3.神社紹介
[兵主(ひょうず) 神社]
所在地:岸和田市西之内町1番1号
宮入りする町:西之内町、下松町、八阪町
宮入時間:10月13日(日)午前8時~
最寄り駅は南海本線の和泉大宮駅になります。徒歩5~10分で着くと思います。
[菅原神社]
所在地:岸和田市尾生町3丁目29-8
宮入りする町:尾生町、中尾生町、福田町
宮入時間:10月13日(日)午前8時45分~
ちょっと駅からは遠いです。2Km以上はあるような気がします。
[菅原神社]
所在地:岸和田市上松町
宮入りする町:上松町
宮入時間:10月13日(日)午前7時30分~
JR阪和線下松駅から徒歩10分から15分くらいかかると思います。
所在地でわかると思いますが同じ名前ですが菅原神社は尾生町と上松町と別々の場所にありますので注意してください。
[岸和田天神宮]
所在地:岸和田市別所町1丁目13-15
宮入りする町:山下町
宮入時間:10月13日(日)午前8時30分~
旧市天神地区が宮入する神社と同じです。最寄り駅は南海本線の岸和田駅です。駅から徒歩5分以内で着くと思います。
4.各町だんじり紹介
実は私は隣の八木地区で祭りをしており、祭りの日程が重なっているので南掃守地区の祭りは生で見たことはありません。ただ、だんじり本体は入魂式、抜魂式、子供イベントや小屋明けで見たことがありますので、そちらの写真を使った各町のだんじりをご紹介させていただきます。
↓西之内町


宮入:兵主神社
製作:昭和十一年
大工棟梁:絹井楠次郎
主彫刻師:木下舜次郎
平成29年7月30日のだんじり修理入魂式・お披露目曳行は途中ゲリラ豪雨でした。
↓上松町(かんまつ)


宮入:菅原神社
製作:平成二十四年
大工棟梁:大下孝治
主彫刻師:木下健司
平成二十四年の新調入魂式・お披露目曳行でのやりまわしの写真はポスターやだんじり情報誌用に提供させていただきました。新調記念誌撮影会も声をかけていただき撮影に行ってきました。
↓山下町


宮入:岸和田天神宮
製作:昭和三十一年
大工棟梁:古谷常吉
主彫刻師:木下舜次郎
何年か前に子供イベントの時に訪問させていただきました。
↓中尾生町


宮入:菅原神社
製作:昭和五年
大工棟梁:植山宗一郎
主彫刻師:黒田正勝
平成十二年の修理入魂式などで撮影したことがあります。
↓下松町


宮入:兵主神社
製作:平成十三年
大工棟梁:池内幸一
主彫刻師:野原湛水
平成十三年の新調入魂式では大工町の池内さん宅から岸和田駅前を通って帰ってきました。
↓福田町


宮入:菅原神社
製作:昭和十四年
大工棟梁:植山宗一郎
主彫刻師:木下舜次郎
だんじり彫刻で超有名な木下彫刻工芸のおひざ元です。同級生がブレーキ責任者をしていました。今年は年番に行ってるようです。
↓八阪町


宮入:兵主神社
製作:昭和二十二年
大工棟梁:絹井嘉一郎
主彫刻師:木下舜次郎
数年前に子供イベントの時に撮影させていただきました。インパクトの強い番号持ちです。馬食らいの丑五郎が彫られています。自分に噛み付いた馬の太ももの肉をそいで食べたことからこのあだ名がついたそうです。なじみの茶屋で酒を飲んでるときに居合わせた神崎与五郎に難癖を付け、詫び状文まで書かせましたが、それでは足りないと自分の股をくぐらせたそうです。その後赤松龍山という講釈士の軍談から、詫び状のサインとメンバーの名前が合致し、あの侍が赤穂義士だったとわかり、自分の非礼を悔いて頭を丸め、60余州の宮寺を詣で、神崎の後世をとむらった(or 泉岳寺の墓前へ詫びる)そうです。
↓尾生町


宮入:菅原神社
製作:平成十二年
大工棟梁:天野行雄
主彫刻師:木下賢治
平成十二年の新調入魂式では岸和田駅前を通って帰ってきました。昨年末に抜魂式が行われ、今年入魂式が行われました。
5.お礼
最後になりましたが安井年番長様、ポスター、冊子、タオルありがとうございました。
ポスター

冊子

今回の記事を書くのにかなり参考にさせていただきました。
タオル

ちなみに私の中学の時の同級生が年番メンバにいます。 尾生町、福田町の昭和39年生まれが久米田中学校の同級生です。卒業して40年みんなおっさんになりました。
9月の祭りは終わったけど10月にも岸和田でだんじり祭りが開催されます。その中の1つである南掃守地区のだんじり祭り、下松駅で下車して一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
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